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W杯中、届いた100通以上のLINE。ラグビー田中史朗を支えた応援メッセージ

今回ご登場いただくのは、ラグビー日本代表の田中史朗選手です。

2019年、日本中に感動をもたらしたラグビーワールドカップ。田中選手は3大会連続での出場となり、未勝利に終わった2011年、史上初のW杯3勝という結果を残すもその後の観客動員に伸び悩んだ2015年、両方の悔しさをバネに熱い気持ちでジャパンラグビーを支えてきました。

そんなベテラン田中選手の会見やパレードで何度も男泣きをする姿、ファンへの感謝も欠かさず伝える姿に胸を打たれた方も多いはず。

大会中、応援のLINEメッセージに力をもらっていたと話す田中選手に、どんなメッセージを受け取っていたのか、また他選手とのやりとりや忘れられないトークについてうかがいました。

(聞き手=LINEみんなのものがたり編集部)

外国出身選手とのコミュニケーションにLINEが役立った

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――ラグビーワールドカップ2019、とても感動しました。今日はLINEについて話をうかがいたいのですが、まず普段からLINEは使っていますか?

もう、いつでも使っています(笑)。ずっと連絡をとってしまうので、便利なのはいいところでもあり悪いところでもありますね。

――大会後、選手間で余韻に浸るようなやりとりはあったんでしょうか?

いろんな人に「泣きすぎ!」って言われました(笑)。

『JAPAN RUGBY』っていうチーム55人が全員入っているLINEグループがあるんですが、ここでみんなの集合写真を共有したりしていました。このあいだのパレードの写真も、こんな感じで。

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△「すみません、携帯バキバキなんですけど……」


――大会中も日本代表チームでのやりとりが?

これとは別に代表メンバーの31人とLINEグループを作って、使ってました。

マネージャーやジェイミー(ラグビー日本代表ヘッドコーチ)が指示したことについて僕たちが質問したり、選手間で話し合ったことを全体に共有したり、全員が同じ認識でラグビーできるように。

あとは選手だけのグループですね。ここではもう、何をしてもいいです。

――何をしても?

はい(笑)。スタンプや変な写真を送ることもありましたし、イシレリ選手の「yeaboii」(※)はよくみんなで使っていましたね。

(※)……発音は「イヤボイ」。トンガ出身の中島イシレリ選手の口癖で、トンガ語かと思いきや造語なんだそうです。特に意味はなく、挨拶や「了解!」という返事、トレーニングの掛け声などにも使えるのだとか

チームで2〜3人ごとに分けたLINEグループもあって、そのメンバーで誘い合ってご飯に行くこともよくありました。仲良いメンバーだけでくっつかないように、あまり喋ったことがない選手同士や外国出身選手もうまく混ぜて。

僕は坂手選手とアタ選手、代表メンバーに入っていなかったんですがティム・ベネット選手の4人グループでした。

――そういった日頃のコミュニケーションあってのあの団結力だったんですね。日本語が得意ではない選手とは、どのようにやりとりをするんでしょう?

基本的には専任の通訳が訳してくれるんですが、僕は英語の勉強もかねて、LINEの通訳アカウント(bot)を使ってました。日本人外国人どちらにもわかるように、毎回日本語の直後に英訳したのを送るんです。

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△LINEの通訳アカウント(bot)。公式アカウント検索から友だち追加できます


向こうからきた内容もコピーして、貼り付けるだけで通訳してくれるのはすごくありがたかったです。

――あの、通訳アカウントにコピーして送られていた……?

はい、そうしてました。えっ違うんですか!?

――それもいいのですが、通訳してほしいグループに通訳アカウントをメンバーとして招待すると、その都度瞬時にトークを自動翻訳してくれるんです。

コピーしなくても勝手にやってくれるんですか? ええ、それはむちゃくちゃ大きいですね。大人数でも大丈夫なんですか? 所属チームのグループでも使える?

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――大丈夫です。一応、多くて500人まで可能で。

いやいやそこまで選手多ない! それなら大丈夫ですね(笑)。いや本当に初めて知りました。これから使います。

でも、外国出身選手がグループLINEに入ってくれたことはすごく大きいですよね。チームでLINEを積極的に使うようになるまで、外国出身選手とは、密に連絡がとれなかったんです。今はみんな気軽に連絡して、ご飯行こうとか飲み行こうとか普通に声かけれるようになった。外国出身選手もみんな、LINEだとすごい楽やって言ってました。


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――所属チームがそれぞれ違うからこそ、こういう繋がりがあるのはいいですね。

大会が終わっても、いつでもみんなで連絡がとれるようになっているのはうれしいです。

2015年大会メンバーも、この前みんなでグループを作って集まりましたし。これからも一生、年に一回ぐらいはみんなで飲み会しよう、みたいなやりとりをそこでしました。

よくLINEを交わすのは、松島幸太朗選手と松田力也選手

――プライベートでも、よくLINEを交わされる選手はいますか?

僕は、松島(幸太朗)、(松田)力也とよくLINEします。

自分がお酒を飲んでるときに、松島はサントリーサンゴリアス所属なんで、「サントリー飲んでるよ」みたいな感じで写真を送って。

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松島は、僕へのあたりがきびしいんですけどね(笑)。でも子供には優しいので、僕の子供たちも松島のこと大好きで「マツ、マツ」ってよく言ってるんです。

――お子さんから他の選手へエールを送ることも?

ありますあります、動画とか。そういうとき、普通パパが優先だと思うんですけど、僕一番最後なんですよ。「力也、マツ、パパ、試合がんばってねー!」みたいな。ちょっと寂しいですね(笑)。

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――大会中、応援メッセージがたくさん届いたとうかがいました。どのようなメッセージがありましたか?

一緒に合宿した41人のLINEグループがあって、大会に出場できなかった選手から、試合前「みんながんばれよ」ってLINEが届きました。

僕の所属チームのキヤノンイーグルスの選手からも「がんばってください!」と連絡いただけて。まだ所属したばかりで一度も練習に参加できていなかったので、あれもすごくうれしかったです。

――実際にはどれくらいの数、応援メッセージを受け取られていたんですか?

なかなか連絡をとれていなかった友人や同級生からも、大会をきっかけに「試合観たよ」「かっこよかった」と連絡がきて、合わせて百何通ありましたね。

すベてその日のうちに返事がしたいけど、ひとつひとつ言葉を考えたら追いつかないので「応援ありがとうございました。これからも日本代表をよろしくお願いします」という言葉に、それぞれひと言添えるような形で返信させていただいていました。

試合後は、興奮して3時とか4時くらいまで眠れなかったので、ずっとLINEを読んでました。

「パパがんばれ!」きびしい合宿を支えたボイスメッセージとかわいい写真

――ご家族の支えも大きかったとうかがいました。ご家族からはどんなLINEが届いたんでしょうか。

大会前の宮崎合宿では、嫁さんが毎日のように子供たちの写真を送ってきてくれました。子供の写真って、ほんまうれしいですよね。

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あとは、「パパがんばれ!」ってボイスメッセージを送ってくれたり。

――田中選手が、奥さまに弱音を吐くことはありましたか?

ありましたね。先が見えない、これまでのラグビー人生で一番しんどい二年間だったので、本当に辛すぎて「(日本代表を)諦めていい?」ってよく言っていました。

嫁さんは「もうちょっとがんばろう」ってずっと言ってくれたんです。もうちょっとだけがんばったらもし代表に選ばれなくてもやりきったって思えるから、もうちょっとがんばろうって。合宿中、10日に一回は絶対に言ってくれました。

(奥さんとのやりとりを遡りながら)ははは、この日は「泣いてもいいですか」って送ってますね。

――そこにはなんてお返事が?

「きつかった?」ってきて、僕が「ウンウン」っていうスタンプで返事してます。こういうときに送ってくれる子供の写真が一番の支えになりました。

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――テレビを観ても、お互いを尊重したいいご夫婦関係が伝わります。

喧嘩もよくするんですけどね(笑)。

嫁がイライラしたときに、僕が練習中でもLINEを送りよるんですよ。喋れないですけど、LINEを送ることによって少し発散できるみたいで、僕が練習終わった後に連絡すると本人もすっきりしているんです。人に話せるっていうのはすごくいいですよね。

――そんなとき、田中選手はどんな風に声をかけるんですか?

僕はすぐに電話します、「大丈夫やで」って。

でもやっぱり謝ることが多いですね、僕がいないと子供は嫁の言うことを聞かないことがあって。子供にはよくテレビ電話で「ママの言うことちゃんと聞いてる?」って言ってます。しっかり言えるときに言って、ちゃんとパパも見てるでってしないと。

――今日お話をうかがっていてすごくお使いになりそうだと思って、最後にもうひとつオススメの機能をお伝えしてもいいですか? 

はい! なんですか……?

――LINEで受信したトーク・画像・音声メッセージを長押しすると「Keep」っていうのがありまして。Keepを押すと、自分にしか見れない形で保存できるんです。相手に通知もいきません。田中選手のように大切なLINEのやりとりがたくさんある方に、ぜひ使っていただきたくて。

ええ! そのKeepしたのは、どこで見るんですか?

――自分のプロフィール画面を開くと「Keep」のマークがありますので、そこからKeepしたものを見ることができます。うれしいトークやかわいくてとっておきたい写真、チームの大事な方針など、すぐ見れるようにしておきたいものをまとめておくことができます。

ほんまや! これ、とっておけるとうれしいですよね。

偉そうに言うのもあれですが、もっといろいろ宣伝したほうがいいんじゃないですか……? みんな知っていればより楽しくLINEを使えると思います。こういうのを伝えてほしいですね。

――ひっそりと便利機能がいろいろあるので、がんばって広めていこうと思っています。今後もぜひ、LINEを使ってください!

はい、使います。ありがとうございました!

本当は田中選手のLINEエピソードをうかがうインタビューのはずが、「もっと宣伝したほうがいいんじゃないですか?」というご意見を受け、お言葉に甘えてLINE機能もご紹介させていただきました……! 優しくてまっすぐな田中選手、みんもの編集部はもっとファンになりました。これからも応援しています。田中選手ありがとうございました!

今回紹介した機能

【Keep】画像・テキスト・ファイルなどを長期間LINE内で保存できる機能。Keepに保存した内容は、Keep内で削除をしない限り消えません。LINEアカウントの引き継ぎを行った場合でも、アカウントが正しく引き継げていれば、新しい端末で引き続き使うことができます。 容量は1GBまで無制限で保存できますが、1ファイルが50MBを超える場合は30日間に制限されます。
詳しく知る→https://guide.line.me/ja/experts/chat-keep.html

【翻訳bot】トークルームで話された会話を翻訳するbot。友だち登録をして話しかけると翻訳して応答してくれたり、グループトークに参加させると、会話の内容を翻訳してくれます。英語・韓国語・中国語に対応。

PHOTO:藤原慶、INTERVIEW:定久優美、TEXT:チャン・ワタシ、EDIT:みんなのものがたり編集部

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「LINE みんなのものがたり」では、ユーザーの皆さんの LINEにまつわるストーリーを通して、"新しいコミュニケーションのかたち"をお伝えしていきます。
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