2018-7-17

新橋サラリーマン流 イマドキLINEコミュニケーション処世術

LINEがメッセージツールとして定着してから数年。スマホネイティブの若者達がLINEを駆使して独自のコミュニケーションを築き上げている一方、携帯電話の誕生前に生まれ、スマホの普及を肌で感じてきたサラリーマン世代。

現代を生きぬくサラリーマン達は、時代の流れにどのように対応しているのでしょうか?

今回、新橋で働くサラリーマンにLINEでのコミュニケーションについて街頭取材を行い、現代サラリーマン像を前後編にわたって分析をしていきます。
後編となる本編では、サラリーマン達の「LINEコミュニケーション処世術」を特集します。オンでもオフでも、360°全方位的に細やかな配慮をして頑張るサラリーマン達の姿が浮かび上がりました。



LINEのビジネスユーズは50人中11人の結果に。

ビジネスの現場、プライベートで、ステイクホルダーの多いサラリーマン達は、いかにしてLINEを駆使したコミュニケーションを行っているのか。まずはビジネスユーズの実態を調査しました。
「仕事でLINEを使用していますか?」という質問に対して、新橋サラリーマン50人中11人がYESと回答。中でもIT関連や中小企業のコンサルなどで使用していると答えた方が多い印象でした。
使い方は、 グループLINEがほとんどとのこと。 部署内のグループ連絡にも活用されているとか。実際にLINEを仕事で活用しているサラリーマンの声を聞いてみました。

Tさん(30代半ば・エンタメ業種)

LINEでやりとりは誰と一番していますか?

仕事関連が一番多いですね、あとは夫婦・両親・友達かなあ。プライベートと仕事が一緒になってしまうのは最初は嫌でしたね(笑)。今は慣れましたけど……

仕事はクライアントさんや外部の方ともやりとりをされるんですか?その際何か気をつけていることはありますか?

そうですね。比較的距離の近いクライアントとはLINEのグループでやりとりをしています。、気をつけていることは、予測変換ですね(笑)
普段友達同士で使っているような馴れ馴れしい言葉を間違って送らないように気をつけてます。あと、深夜にくる仕事のLINEで既読をつけてしまったときは「やってしまった〜」て思っちゃいます(笑)既読にしたのに返さないのも失礼だし、既読にするタイミングは気を使います。

会社の後輩ともLINEをする機会があると思うのですが、なにかジェネレーションギャップを感じることはありますか?

ギャップはあまり感じないかな。でも業務連絡が返事なく既読になって終わるだけ、とかはあります。そういうときは改めてLINE電話をしたりとか……。なにかしらアクションは返して欲しいな、と思いますね。
あとは、同僚だったら気軽に連絡できますが後輩とのLINEだと後輩の方が自分に気を使ってると思うので堅苦しくならないように意識しています(笑)


他にも「メール時代はCCに入れて連絡しないといけなかった手間も、グループLINEならすぐに共有できて便利」「いまやLINEがない時代のことを忘れた」という声もありました。
その昔、メールのCCやメーリングリストなど、複数人に一斉にメールを送るのは多少面倒でしたよね。今後もLINEを会社で活用する場面は増えてきそうです。

LINEは飲みニュケーションの命綱!? グループLINEで繋がるサラリーマンのゆるく広い交遊関係

サラリーマンたちに欠かせないイベントといえば、飲み会!
この日取材を行った場所・新橋でも8時を過ぎると待ち合わせのサラリーマンたちで大賑わい!もちろん会社仲間や接待などでの飲みの場もありますが、完全オフな気持ちで飲みたい日もあります……。
サラリーマン世代にも、そんなとき用に仲の良いメンバーのLINEグループがいくつかあるようです。若者たちと変わらない、サラリーマンの息抜き事情も見えてきました。


Hさん(20代・営業職)

会社の飲み会ごとに新しいグループができますね。使い回さないでどんどんできるから、グループ数がえらいことになってます(笑)。出欠確認のレスもはやくてサクサク話がすすめられるのがいいですね。

Yさん(40代・営業職)

次の休みの日どこどこに行きたいからグループ作って連絡しよう、みたいに遊びの用事ごとにグループを作ってます。
最近だと美味しい韓国料理が食べたいと思って”マシッソヨ総連”というグループ名で韓国料理情報を共有しあったりしていました。その時の気分に合わせてグループを作れるので便利ですね。

Tさん(40代・金融系)

1年に1回しか会わない地元の友達とのグループLINEがあって、そこでのやりとりはいいコミュニケーションになってますね。LINEがなかった頃はわざわざ電話するまでもないしな、と思っていた些細なことでもLINEグループで連絡できるので以前よりも活発にコミュニケーションがとれています。

若者たちの間では当たり前となっているグループLINE。サラリーマンたちにとっても欠かせない存在となっているようでした。

なかには、「合コンとかで知り合った女の子の連絡先を聞くために、一回グループLINEを作っています(笑)グループから個別のLINEに移行するためです」という声も!恋愛に発展するためにもグループLINEは欠かせませんね(笑)。

親族サポートもきっちりこなす!遠く離れた家族とはLINEで近況共有

「多くやりとりをするのは誰ですか?」の質問に多かった回答は、「家族」。
結婚して家庭を持ち、実家を離れて働くサラリーマンたちは地元の両親や兄弟との近況共有にLINEを活用していました。

Kさん(30代・会社員)

遠く離れた両親や兄弟と、身の回りで起きた些細なできごとなどをやりとりしています。
「こちらは桜が咲きました」とか、孫の写真とか。電話ももちろんしますが、忙しいとなかなか時間もとれなくなってしまうので、LINEで時間を気にせず連絡がとれるのは嬉しいですね。

Xさん(40代・営業賞)

いい歳になってきたので、やはり親の介護のことなども心配で、兄弟同士で連絡を取りあうことも増えました。
なにか両親にあったときは支えられるように、兄弟で頻繁に両親の近況を報告しあっています。LINEを通して実家をサポートしていこう、とお互い支え合うようになりました。

日頃忙しく働くサラリーマンにとって、実家のご両親のことは心配なはず。 LINEを通して家族が支え合うコミュニケーションも生まれているというのは素敵ですね。 その他は、「母にLINEをやってほしいんだけどスマホの画面が小さいと言っていて、どうしたらいいですかね?」という声も。そんなときは大きめのタブレットを買ってあげるのはいかがでしょうか?

文字より気楽なLINE電話愛用者多数! ビデオ通話はビジネスでも駆使!

若者層ではカップルの親密度を深めるのに一役買っている、LINE通話とビデオ通話機能。
サラリーマン達は、どのように使いこなしているのでしょうか?

Kさん(30代・会社員)

個人的な感覚ですが、僕らの世代はリアルタイムなチャットみたいなやりとりがあまり得意じゃないので、何か用事があるとすぐ電話しちゃいますね(笑)。
普通の電話よりもLINE電話のほうが、ハードルが低いような気がして使いやすい印象です。

Oさん(30代・広告営業職)

通話機能は仕事関係で使うことが多いですね。社内はもちろんですし、クライアントでも距離がある程度近い砕けた関係の人。それ以外の人は普通の電話を使っています。
そもそもLINEを知っている仕事関係の相手は距離が近いという前提もありますね。遠方の方とのやりとりの時はLINEビデオ通話を使っています。顔を見て話せると、距離も縮まりやすいですね。

Sさん(30代半ば・営業職)

夫婦間で通話はよく使いますね。嫁との電話はほとんどLINE通話です。
LINEビデオ通話は、僕じゃなくて友達のエピソードですが、タバコをやめていた友達が奥さんとのビデオ通話が終わった後にタバコを吸っていて、通話が切れているのに気づかず奥さんに怒られた、ていうエピソードがあります(笑)。ビデオ通話は便利ですが、通話オフにし忘れると思わぬ失態を晒してしまう危険性があると思いました(笑)

海外に出張を頻繁にする仕事の方からも、「Wi-FI環境だけで電話が通じるので便利」とのこと。これからますますグローバル化する社会で、LINE通話はさらに需要が高まってきそうですね。

プライベートに、ビジネスに、日々、全方向に気を使って頑張るサラリーマンの皆さんの姿が浮き彫りになった今回のLINE実態調査。いかがでしたでしょうか。

LINEでクライアントの距離をはかりつつ、社内のコミュニケーションを円滑に進めつつ、地元の友達と何気ない会話で息抜き。嫁や家族への細やかな配慮も忘れない頑張るサラリーマンの皆さんに改めて拍手を送りたい!
ご協力頂いた皆様、ありがとうございました!

TEXT:保科さほPHOTO:鈴木渉

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